斑鳩(いかるが)は聖徳太子一色に塗りつぶされた、のどかな村里である。
太子がこの地を選んだ理由は、何よりも交通の便が良かったことがあげられる。陸においては難波、飛鳥に続く道であり、
水上では大和川の本流に近く、中国、朝鮮からの文化が瀬戸内より難波へ、そして川を遡って斑鳩に着き、飛鳥の宮へ運ばれた。
いわば通り道になる拠点であった。ここで十七条憲法を始めとする太子の政治・文化・学問が花開いた。
生駒連山を望むこの静かな里は、春には菜の花、レンゲがあたり一面に咲き、秋には色鮮やかに柿が色づく。
柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺
(正岡子規)
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▲法輪寺 |
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▲法起寺 |
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▲背景/法輪寺 |
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▲法隆寺の脇道 |
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